こんにちは、潮見看護の佐藤です。
訪問看護が大好きです。
お一人お一人、その方にあったケアを、丁寧にでき大切にできるからです。
もうすぐ夏。もう少しで訪問看護に従事して8年目を迎えます。

疲れても、嫌なことがあっても利用者さんに支えられてきました。

忘れられない一言もありました。
こんなエピソードです。

体力が落ちてきていた90歳台の女性の方。
いつもシャキッとしていてお一人で生活され、
家の中にお花を欠かさない方で、素敵な方だなあと思っていました。

こんな風に歳を取りたいと思っていました。

あるとき私が訪問すると、急にその方が私の手を取り、
なんだかねえ、貴方が来ると、母親が来たような気持ちになるのよ。

変なこと言ってごめんねえ。全然歳が違うのにねえ。
と言いました。

それを聞いて本当に涙が溢れそうになりました。
この方は私が大切に思う気持ちを受け取って下さっている。

なんということのない一言ですが、私の心に響き、ずっと残っています。
母親のような、優しく暖かく相手をつつめる人でありたいといつも思わせてくれる大事な言葉でした。